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ユーロ圏10月総合PMI速報値は49.4、コロナ危機再燃で50割れ

[ロンドン 23日 ロイター] - IHSマークイットが発表した10月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値は、総合指数が49.4と前月の50.4から低下し、景況判断の分かれ目となる50を再び割り込んだ。欧州が新型コロナウイルス感染拡大第2波に見舞われる中、景気が二番底に陥る懸念が高まっている。

ロイターがまとめた市場予想(49.3)をわずかに上回った。

新型コロナウイルス流行を抑制するための新たな措置により、サービス部門で多くの企業が営業の制限を余儀なくされた。

サービス部門PMIは前月の48.0から46.2へ低下した。予想は47.0だった。

IHSマークイットのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「ユーロ圏は新型コロナ第2波により企業活動が再び落ち込み、景気が二番底を迎えるリスクが高まっている」と指摘した。

INGのバート・コリン氏は「感染拡大第2波が経済に一段の重しになっていることが確認された。第4・四半期に二番底に陥る公算が高まっている」と指摘。キャピタル・エコノミクスのジャック・アレン・レイノルズ氏も「感染拡大第2波と感染抑制策で経済が大きな圧迫を受けていることが改めて示された」と述べた。

総合指数の雇用指数は前月の47.7から48.1へ上昇した。

新型コロナの感染率が上昇し死者が増加する中、楽観的な見通しは後退。サービス部門では事業見通し指数が59.2から54.6へ低下し5月以来の低水準となった。

一方で製造業PMIは53.7から54.4へ上昇し、2年2カ月ぶりの高水準を記録した。市場予想の53.1も上回った。

総合指数の算出に用いられる生産指数は57.1から57.8へ上昇し2018年初め以来の高水準となった。

製造業では堅調な需要を背景に製品価格指数が49.6から50.2へ上昇し、2019年半ば以来初めて50を上回った。

ウィリアムソン氏は「再びリセッション(景気後退)に陥るとの見通しにより欧州中央銀行(ECB)は一段の金融緩和圧力に直面し、各国政府に対して新型コロナ抑制策の影響を緩和する声が強まる」との見方を示した。

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