[ベンガルール 4日 ロイター] - S&Pグローバルが4日発表した4月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は54.1で11カ月ぶりの高水準となった。製造業が低迷するものの、サービス業の活況が押し上げた。
速報値の54.4からは下方改定されたが3月の53.7から上昇した。好不況の分かれ目である50を4カ月連続で上回った。
サービスPMIは55.0から56.2に上昇し1年ぶりの高水準。ただ速報値の56.6からは下方改定された。
ハンブルク商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は全PMI指標で受注残の伸びは鈍化したものの、サービス業については成長が当面続くことが示されたと述べた。
新規事業指数は54.2から55.4に上昇。輸出需要が2021年7月以来の高い伸びを示した。需要回復を受け、採用も22年5月以来のペースで拡大した。
2日発表された製造業PMIは50を10カ月連続で下回った。
投入価格の上昇は21年2月以来の鈍さとなった。総合産出価格指数は56.8と2年ぶりの低水準となった。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」