October 24, 2018 / 9:06 AM / a month ago

ユーロ圏10月PMI速報値は予想下回る、製造業受注は4年ぶりに減少

[ロンドン 24日 ロイター] - IHSマークイットが24日発表した10月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値は、第4・四半期に入り、域内の景況が予想以上に失速していることを示した。

需要の減退を背景に企業心理が大きく悪化した。

総合PMIは9月の54.1から25カ月ぶり低水準の52.7に低下し、ロイターがまとめた予想中央値の53.9を大幅に下回った。予想の下限は53.2だった。

同指数は50が景況拡大と悪化の分かれ目となる。

IHSマークイットのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「需要を冷え込ませている要因に広がりがみられる。最も広範に指摘されていた懸念が貿易戦争と関税だ」と述べた。

楽観度を示す将来の生産指数は前月の62.1からほぼ4年ぶり低水準の59.4に落ち込み、企業が早期の回復を予想していないことを示唆した。

製造業の将来の生産指数は約6年ぶりの低水準だった。

ウィリアムソン氏によると、PMIが現在の水準にとどまれば、第4・四半期の域内総生産(GDP)伸び率は0.3%になることを示唆しているという。今月のロイター調査で同伸び率は0.4%と見込まれていた。

製造業PMIは前月の53.2から52.1へ低下し、予想中央値の53.0を下回った。受注のサブ指数は51.5から49.8に低下し、2014年末以来初めて50を割り込んだ。

生産指数は52.7から51.2に低下した。

サービス部門PMIも振るわず、9月の54.7から2年ぶり低水準の53.3に低下し、予想中央値の54.5を下回った。

遅行指数である同部門の雇用指数は55.5から54.7に低下した。

ウィリアムソン氏は「企業は事業の拡大や雇用を手控えている。われわれは景気循環のピークを完全に過ぎ、不透明感が強まっているようだ」と指摘した。

政治や貿易を巡る懸念はつきないものの、欧州中央銀行(ECB)は12月末で資産買い入れを終了する見込みだが、期待外れの10月のPMIはECBの政策担当者の懸念の種となりそうだ。

最新のロイター調査によると、世界経済の2019年の成長率見通しが2017年7月の予想開始以来初めて下方修正された。

調査では昨年1月以来、保護主義的な通商政策に起因するリスクが一貫して指摘されてきたが、今回の調査では44カ国の約7割で成長が既にピークを打ったとの認識が示された。[nL3N1X21UO]

欧州株もさまざまな要因の影響を受け、23日には主要株価指数が約2年ぶりの安値水準に下落した。STOXX欧州600種は最高値から20%値下がりしている。

*内容を追加しました。

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