July 3, 2019 / 9:05 AM / 2 months ago

ユーロ圏総合PMI、6月改定値は52.2 製造業の低迷が足かせ

[ロンドン 3日 ロイター] - IHSマークイットが発表した6月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.2で速報値(52.1)から上方改定され、5月の51.8から上昇した。製造業の悪化をサービス部門がカバーした。

IHSマークイットのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「6月のPMIは、ユーロ圏の成長ペースが第2・四半期の終わりに上向いたことをしているが、過度に喜ぶのは禁物だ」と指摘、「PMIは現在および将来の成長が比較的弱いことに加えてインフレ圧力の低下を示唆していることから、欧州中央銀行(ECB)は数カ月以内に新たな景気刺激策を打つと予想される」と述べた。

PMIに基づくと、第2・四半期の域内総生産(GDP)は前期比0.2%増となる見込み。ロイターが前月まとめた市場予想の0.3%増を下回る。

6月のサービス部門PMI改定値は53.6。速報値(53.4)から上方改定され、5月の52.9から上昇した。

1日発表された製造業PMI改定値は47.6と景況感の分かれ目となる50を5カ月連続で下回った。

ウィリアムソン氏は「サービス部門が、悪化基調の製造業を補いつつ成長をけん引している。しかし、製造業の低迷が長引くに連れて、影響がサービス部門に波及することが大いに懸念される」と述べた。

製造業PMIでは、新規受注指数が9カ月連続で50を下回ったほか、受注残は減少し雇用指数も2カ月連続で50に届かず、下半期が弱い滑り出しとなることを示唆する結果となった。[nL4N2422IK]

サービス部門PMIの先行きを示す指数は大半が50を上回るものの水準的には低く、域内諸国との貿易を含む新規輸出事業指数は10カ月連続で50を下回り49.4となった。

総合先行き生産指数は59.2と、前月の59.8から低下。貿易戦争を巡る懸念や地政学的不透明感の高まり、世界成長の減速で企業の楽観度が低下している。

ユーロ圏の3大経済大国であるドイツ、フランス、スペインのサービス部門PMIは上昇。

オックスフォード・エコノミクスのNicola Nobile氏は「イタリアで停滞が続いていることが懸念される。スペインのサービス部門が小幅に改善したことは心強い」と指摘。

その上で「域内経済を活性化させるため、ECBが9月に追加緩和を実施するとの見方に変更はない」と述べた。

*内容を追加しました。

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