July 24, 2019 / 9:28 AM / 5 months ago

ユーロ圏総合PMI、7月速報値は51.5に低下 先行きにも不安

[ロンドン 24日 ロイター] - IHSマークイットが発表した7月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.5と6月の52.2から低下し、ロイター調査による予想中央値52.1も下回った。製造部門がさらに低迷したことが影響した。

PMIは50を上回れば景況拡大を、下回れば悪化を示す。

ユーロ圏の2大経済国のドイツとフランスのPMIも低下した。

IHSマークイットのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「かなり気持ちを暗くさせる内容だ。地政学的な懸念拡大、ブレグジットへの不安増大、通商巡る緊張の高まりを背景に、人々は口々に向こう1年はさらに厳しくなると言っている」と述べた。

同氏によると、今回のPMIは今四半期の経済成長率が0.2%、もしくは0.1%となる可能性を示唆。これはロイター調査の予想である0.3%を下回っている。

INGのバート・コリジン氏は「あすの欧州中央銀行(ECB)理事会で、PMI悪化を深刻と受け止めれば、迅速な行動の方にじわり傾くだろう。PMIは第3・四半期がどのような状況で始まったかを示す重要な材料で、それが良い状況でないことを示している」と述べた。

ロイターのエコノミスト調査では、25日に政策金利の引き下げを予想しているのは67人中5人。

PMIを受けてユーロは対ドルで2カ月ぶり安値に下落した。

サービス部門PMIは6月の53.6から53.3に低下。ロイター調査の予想中央値と一致した。

製造部門PMIは47.6から46.4に低下。予想は47.6だった。6カ月連続で50を下回り、2012年12月以来の低水準となった。

総合PMIに盛り込まれる生産指数は48.5から47.0に低下。13年4月以来の低水準となった。

ウィリアムソン氏は「2部門のかい離は異例なほど広い。製造部門の低迷がこのように深化する中、サービス部門の成長がどのくらい続くのかが依然として問題だ」と述べた。

製造部門では、各工場は活動を維持するためこれまでの受注をこなしている。受注残指数は45.5から43.3に低下し、7年ぶりの低水準となった。

サービス部門も需要低迷に苦しんでおり、雇用のペースを落としている。雇用指数は54.2から53.5に低下した。

また、先行きを示す将来生産指数が59.2から58.5に低下。14年10月以来の低水準となり、ユーロ圏の各企業が楽観姿勢を弱めていることが示された。

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