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ユーロ圏PMI、5月は3年ぶり高水準 サービス業が大幅改善

[ロンドン 21日 ロイター] - IHSマークイットが21日発表した5月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は56.9で、前月の53.8から上昇し、2018年2月以来の高水準となった。主要産業であるサービス業が力強く回復したほか、すでに好調だった製造業もけん引した。

ユーロ圏では新型コロナウイルスワクチンの接種ペースが上がり、感染抑制の制限措置も解除されており、営業を再開する企業が増えている。

ロイターがまとめた予想は55.1だった。PMIは50が好不況の分かれ目となる。

IHSマークイットのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は、「コロナ対策は5月に昨年10月以来の水準に緩和され、サービス業の企業活動が特に顕著に改善し、製造業も最高に近い拡大ぶりを見せている」と指摘した。

キャピタル・エコノミクスのジェシカ・ハインズ氏は「総合PMIの上昇は、ユーロ圏の大部分でコロナ規制が一段と緩和されたことを反映し、現在、景気回復が進んでいることを示す」と述べた。

サービス業は4月の50.5から55.1に大幅に改善し、18年6月以来の高水準となった。ロイターがまとめた予想中央値の52.3も上回った。

サービス業は、コロナ禍の大半の期間に50以下だった新規事業が前月の49.7から56.7に上昇し、18年1月以来の高水準。繰延需要が解放されたことが背景。

また製造業は、コロナ禍でも工場がほぼ稼働していたためサービス業よりもはるかに好調だったが、過去最高だった4月の62.9から62.8に小幅低下。ただ、ロイター予想の62.5は上回った。

生産指数は前月の63.2から61.9に低下した。

投入価格指数は82.2から86.5に上昇し、1997年6月の調査開始以来最高となった。供給サイドの問題で原材料供給者には売り手市場となっており、工場は投入コストの記録的な上昇に直面している。

ウィリアムソン氏は「こうしたインフレ圧力がいつまで続くかは、需要に対して供給がどれだけ早く回復するか次第だが、今のところ不均衡は拡大しており、その結果、商品の価格圧力は過去最高となっている」と述べた。

INGのバート・コリジン氏も、サービス業の需要急回復と原材料不足で投入コストの上昇加速の条件がそろったと指摘した。

ワクチン接種が成功し、コロナ禍の最悪期は過ぎたとの見方から、全体的な楽観度は12年7月の指数開始以来、最高を記録。総合PMIの将来の生産指数は68.9から69.7に改善した。

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