* 11月のユーロ圏サービス部門PMI改定値は53.4(速報値:53.1 ) * 11月のユーロ圏総合PMI改定値は52.7(速報値:52.4) [ロンドン 5日 ロイター] - IHSマークイットが発表した 11月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.7 と、2016年9月以降で最低となった。 10月は53.1だった。製造業主導の減速がサービス業にも波及 していることが改めて浮き彫りとなった。 速報値の52.4からは上方改定された。景気拡大・悪化の分かれ 目となる50は大幅に上回った。 IHSマークイットのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィ リアムソン氏は「速報値からは上方改定されたが、第4・四半期の経済 成長率が0.3%前後と小幅な伸びとなることを示している。ユーロ圏 経済は依然として軟調だ」と述べた。 将来の生産を示す指数は59.5で、前月の60.5から低下。 「企業の楽観度は2014年終盤以降で最低となっており、来年に かけて成長の下振れリスクが強まっている」という。 11月のユーロ圏サービス部門PMI改定値は53.4と、25カ 月ぶりの低水準。前月は53.7だった。 サービス業の新規受注を示す指数は53.4と、過去2年あまりで 最低。前月は53.9だった。新規輸出受注が3カ月連続で減少した。 3日発表の11月のユーロ圏製造業PMI改定値も約2年ぶりの低 水準だった。 (ーからご覧ください)