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ユーロ圏9月製造業PMI、18年8月以来の高水準 ドイツがけん引

[ロンドン 1日 ロイター] - IHSマークイットが発表した9月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は53.7と速報値と一致し2018年8月以来の高水準だった。

10月1日、IHSマークイットが発表した9月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は53.7と速報値と一致し2018年8月以来の高水準だった。写真は独ウォルクスブルクの自動車工場で4月代表撮影(2020年 ロイター)

新型コロナウイルス感染対策の制限が緩和され需要が急増した。特にドイツが好調だった。ただ欧州全域で感染者が再び増加しており、基調が反転する可能性がある。

8月は51.7だった。PMIは50が好不況の分かれ目となる。

9月は生産指数が57.1と速報値の56.8から改定され2018年2月以来の高水準を記録した。前月は55.6。

IHSマークイットのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「ユーロ圏製造業の回復は9月に一段と勢いを増した」と述べ、第3・四半期の生産は2018年第1・四半期以来の大幅な伸びとなったと指摘した。

ただ独製造業の生産が急増し9月の拡大のほぼ半分を占めたとし、ドイツを除けばユーロ圏の回復はかなり緩やかだったとの見方を示した。

IHSマークイットによると、ドイツを除くユーロ圏製造業の生産の伸びは6月以来の低水準だった。

ただ全体の需要は2年半ぶりの高水準となっており、製造業は受注残が増えている。雇用の減少ペースが鈍化したほか、今後12カ月の景況感を示す指数は2018年初めに米中の貿易戦争がエスカレートする前の水準に達した。

将来の生産を示す指数は63.8と8月の61.5から上昇した。

市場関係者は5日に公表されるサービスPMI改定値に注目している。速報値は50を割り込み、ロックダウン(都市封鎖)再導入の影響を示唆する結果となった。

コメルツ銀行のペーター・ディクソン氏は「新型コロナ対策で多くの制限が課され、ユーロ圏の数多くのサービス企業が存続できない恐れがある。これは大量の雇用削減の可能性を意味する」と指摘した。

INGのバート・コレイン氏は「(新型コロナ)第2波は成長環境に多大な不確実性をもたらしている。新たな封鎖が労働市場に深刻な影響を及ぼす可能性がある。これは当社のメインシナリオではないが、除外することもできない」と述べた。

*内容を追加しました。

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