December 5, 2018 / 12:26 AM / 13 days ago

ユーロ利用拡大でドルに対抗、EUが呼び掛け

 12月5日、欧州連合(EU)執行機関の欧州委員会は、国際決済や準備通貨の分野でユーロの利用を拡大し、ドルに対抗する提案を明らかにした。写真は米ドル紙幣とユーロ紙幣。2016年11月に撮影(2018年 ロイター/Dado Ruvic)

[ブリュッセル/ロンドン 5日 ロイター] - 欧州連合(EU)執行機関の欧州委員会は5日、国際決済や準備通貨の分野でユーロの利用を拡大し、ドルに対抗する提案を明らかにした。提案に拘束力はない。

国際決済分野でユーロが占めるシェアは35%強で、ドルと同等水準とされる。

欧州委は各企業や各国に対し、エネルギー契約でユーロの利用拡大を呼び掛けた。航空機メーカーや金融、商品市場での利用促進策も検討するとした。

国債発行や国際外貨準備の6割がドル建てで、ユーロは20%に過ぎない。

欧州委の動きは、米国がイラン核合意からの離脱を決め、多くの欧州企業が米制裁を回避するためイランとの取引停止を余儀なくされた事態を受けたもの。最近の貿易摩擦も、ドルに対する懸念が強まる要因となった。EU当局者らは、こうした事情がユーロの役割強化に寄与する可能性があると認める。

ユーロの強化について、欧州委は「国際金融システムの回復力改善につながる」として、世界にとってもプラスになるとしている。

欧州委で金融サービス担当の事務局長を務めるOlivier Guersen氏は4日、準備通貨としてのユーロの重要性を高める「合理的な理由」があると述べた上で、同時に「責任」も大きくなると指摘している。

同氏は「国際準備通貨としての究極の地位を得るにはもちろん、改革の深化が伴うだろう」と語った。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)主催の会議で発言した。

*内容を追加します。

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