November 11, 2018 / 10:15 PM / 8 months ago

イタリア、EUとの合意に向け成長率見通し下方修正も=政府筋

[ローマ 11日 ロイター] - イタリアのトリア経済・財務相は、財政政策を巡り欧州連合(EU)の欧州委員会と合意するため2019年の成長率見通しを下方修正することを検討している。政府筋が11日、明らかにした。

欧州委は10月、EUの財政規律に違反しているとしてイタリアの2019年予算案を拒否し、11月13日までに新たな案を提出するよう求めた。予算案の修正がなければ、月内にも制裁措置に乗り出す可能性がある。

イタリアは10月上旬に示した最新の経済見通しで成長率予測を引き上げ、19年の国内総生産(GDP)伸び率見通しを1.5%とした。

トリア経済相は9日、予算案の主な柱は変更しないと述べた。

イタリア政府筋が明らかにしたところによると、財務省は19年の財政赤字が対GDP比2.4%を超えることはないと欧州委を説得するため、同年のGDP見通しを引き下げる可能性があるという。具体的な数字は明らかにしなかった。

これより先、レプブリカ紙はトリア氏が19年GDP伸び率見通しを1%に、メッサジェロ紙は1.2%に引き下げることを検討していると報じた。

政府筋によると、トリア氏は赤字を既定の範囲内にとどめるために自動的に公費を節減する仕組みを導入することも検討しているという。

欧州委は8日、イタリアの経済成長が向こう2年間は同国政府の見通しより緩慢になるとし、19年は1.2%と予測。財政赤字は政府予想より拡大するとの見方を示した。

トリア氏は9日、欧州委が求めるように財政赤字を急激に削減すれば、イタリア経済にとって自殺行為になるとし、景気減速によって拡張的な財政政策の必要性は一段と高まっていると主張した。

こうした中、イタリアのサルビーニ副首相は11日、イタリアが13日に提出する予算案に関する回答を欧州委は好ましく思わないだろうと述べた。その上で、イタリアの財政政策の結果は自ずと明らかになるとの見方を示した。

同副首相は「欧州委は(回答を)好ましく受け止めないだろうが、EUとの衝突は望まない。(課題に)取り組まさせてもらいたい。そうすれば結果は自ずとついてくる」と述べた。

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