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ユーロ圏GDP、第1四半期速報値は前期比―0.6% 景気後退入り

[ブリュッセル 30日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が30日発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は2四半期連続のマイナスとなり、景気後退(リセッション)入りした。

欧州連合(EU)統計局が30日発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は2四半期連続のマイナスとなり、景気後退(リセッション)入りした。ロックダウン中のフランス・ニース旧市街で3月撮影。(2021年 ロイター/ Eric Gaillard)

ただエコノミストは新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、感染対策の制限が解除されつつあることから、景気は着実に回復するとみている。

第1・四半期GDPは前期比0.6%減、前年比1.8%減とマイナス幅はエコノミスト予想を下回った。市場予想は前期比0.8%減、前年比2.0%減だった。

ユーロ圏が2四半期連続でマイナス成長となるのは過去12カ月で2度目。域内最大の経済大国であるドイツが前期比1.7%減となる一方で、第2位のフランスは0.4%のプラス成長だった。

ING銀行のシニアユーロ圏エコノミスト、バート・コリン氏は「予想よりもやや良かった」と述べた。景気後退の定義とされる2四半期連続のマイナス成長となったが、経済の基調は底堅くパンデミックからの回復がやや遅れて始まると予想。「精彩を欠いたユーロ圏経済のイメージは急速に変化する」と述べた。

コメルツ銀行のシニアエコノミスト、クリストフ・バイル氏は「景気後退は過去のものだ」と述べ、ワクチン接種の進展や季節要因により新型コロナの感染は今後数週間、減少が続くとの見方を示した。

<コアCPIは伸び率縮小>

EU統計局によると、4月の消費者物価指数(CPI)速報値は前月比0.6%、前年同月比1.6%上昇し、いずれもエコノミスト予想と一致した。

エネルギー価格が前年比10.3%上昇したのが主な要因。未加工食品価格は0.4%下落した。これらを除いたコアCPIは前月比0.5%上昇した。前年比では0.8%上昇し前月の1.0%から伸び率が縮小した。

INGのコリン氏は「欧州中央銀行(ECB)は今後の理事会で市場との対話で大きな課題に直面する」との見方を示した。「インフレ率が2%に近づきつつある中で(経済)再開により成長率が拡大した場合、インフレ圧力は一過性であるというメッセージが重要になる」と語った。

3月の失業率は8.1%と下方改定された2月の8.2%から低下した。市場予想は8.3%だった。失業者は1316万人と前月の1337万人から減少した。

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