June 15, 2018 / 1:57 AM / in 3 days

ユーロ圏、対ギリシャ新規融資承認 21日財務相会合で債務軽減協議へ

[ブリュッセル 14日 ロイター] - ユーロ圏の常設金融支援機関である欧州安定メカニズム(ESM)は14日、ギリシャに対する新規融資10億ユーロ(11億6000万ドル)の拠出を承認した。

 6月14日、ユーロ圏の常設金融支援機関である欧州安定メカニズム(ESM)は、ギリシャに対する新規融資10億ユーロ(11億6000万ドル)の拠出を承認した。写真は会見するESMのレグリング総裁。昨年11月にキプロスで撮影(2018年 ロイター/YIANNIS KOURTOGLOU)

ESMはギリシャ政府による民間セクターへの未払い金の支払いが進んでいる点を評価し、新たな資金拠出を承認した。資金は引き続き滞納金の支払いに使われる予定。

来週21日にルクセンブルクで開かれるユーロ圏財務相会合(ユーログループ)では、ギリシャの債務軽減策を含め、現行の第3次金融支援が8月20日に期限を迎えた後のギリシャ財政を巡り重要な話し合いが行われるとみられる。

ESMが14日に新規融資を承認する直前、ギリシャ議会は、エネルギー部門の民営化や不動産税見直しを含む新たな改革法案を可決した。この改革は第3次金融支援を受ける条件としてギリシャ政府が合意した改革の一部だった。可決された法案は、2019年に実施する年金の追加削減や、20年に行う非課税限度額の引き下げなど、支援プログラム終了後の計画も示している。

第3次金融支援プログラムでは860億ユーロの融資が約束されたが、まだ400億ユーロ近くが拠出されず残っている。今回の承認で、このうち約120億ユーロが来週拠出可能になり、ギリシャの資本バッファーを拡大させ、資本市場復帰を助けるとみられる。

残りの資金はギリシャの債務軽減に充てられる可能性がある。債務軽減策としては複数の選択肢が検討されており、向こう10年で償還を迎える比較的高金利の融資を買い取り、代わりにESMが比較的低金利で資金を融通する案もその一つ。

ギリシャが抱える債務の対国内総生産(GDP)比率は179.8%とユーロ圏で最高。同国の債務を持続可能な水準にするための返済負担の軽減が求められている。

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