July 5, 2015 / 8:02 PM / 5 years ago

ギリシャ国民が緊縮策にノー、首相は交渉再開姿勢 混迷増す

[アテネ 5日 ロイター] - 欧州連合(EU)が求める緊縮策の是非を問うギリシャ国民投票が5日行われ、予想以上の差で受け入れ拒否が優勢となっている。

開票が半分近く進んだ時点で61%が反対となっており、内務省の公式予想でも最終的に同様の結果になることが確認された。

ギリシャのチプラス首相は、国民投票で緊縮策受け入れが拒否されたことを歓迎し、休業中の銀行再開に向けて債権団と直ちに交渉を再開する用意があると述べた。

首相はテレビで演説し、今回の国民投票がユーロ圏在留の是非を問うとの見方を否定し、国民からの負託は欧州との対立ではなく実行可能な解決策に至ることだと指摘。

「現在の困難な状況のなか、国民は勇気ある選択をした。国民の負託は欧州との決裂ではなく、実行可能な解決策に向けた交渉力を強めるものだと認識している」と述べた。

緊縮策拒否が示されたことで、ギリシャ情勢が混迷の度を増すことは必至。ユーロ圏内での政治・金融面での立場が危うくなり、支援を受けることができなければ銀行破綻も視野に入る。

首都アテネ中心部の議会前にあるシンタグマ広場では、反対派の市民が投票結果を祝して集まりはじめている。

ギリシャのスクルレティス労働相は、「政府は今や、われわれに新たな道を開く合意に向け強力な交渉ツールを得た」と債権団との交渉力を高まるとの認識を示した。

ユーロ圏当局者は、6日にユーロ圏の緊急財務相会合(ユーログループ)は予定されていない、と述べた。

欧州中央銀行(ECB)は6日午前に理事会を開く予定。ギリシャ政府報道官は緊急流動性支援(ELA)の「増額を要請する」と述べたが、ECBは増額に後ろ向きとみられる。

Slideshow (7 Images)

ドイツのメルケル首相は6日午後にパリでフランスのオランド大統領と会談する予定。欧州委員会は7日に会合を開き、欧州議会に状況を報告する予定。

ただ「EU首脳は直ちに会合を開くべき」(ドイツ社会民主党幹部)との声もでている。

*内容を追加します。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below