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EU財政ルール、安定より成長に焦点置くべき=イタリア首相

 6月20日、イタリアのコンテ首相は、欧州連合(EU)の財政ルールは安定よりも成長に焦点を置くべきだと主張し、同国に財政健全化を迫るEUに反発する姿勢を示した。ブリュッセルで撮影(2019年 ロイター/YVES HERMAN)

[ブリュッセル 20日 ロイター] - イタリアのコンテ首相は20日、欧州連合(EU)の財政ルールは安定よりも成長に焦点を置くべきだと主張し、同国に財政健全化を迫るEUに反発する姿勢を示した。

EU首脳会議に出席するためブリュッセルを訪れたコンテ氏は記者団に対して、イタリアはEUの財政ルールを順守していると主張。EUの安定・成長協定について「成長ではなく安定にフォーカスしている。この順番を逆にしたい」とコメントした。

イタリアの公的債務は昨年増加し、2020年まで継続的に拡大する見通し。EUは財政ルールに基づきイタリアに財政再建を求めている。

コンテ氏は、イタリア政府は26日の会合で財政状況の審査を終了すると説明。その後に公表する2019年の財政赤字の最新推計値は、国内総生産(GDP)比2.1%程度と、欧州委員会の見通しよりも低水準になるだろう、と述べた。

ただ、EUは、2018年のデータとEU見通しを基にイタリアに対する制裁の手続き入りが正当化されるとしているため、イタリアの最新の見通しを踏まえてEUが制裁手続きを停止するかは不明だ。

20日から2日間の日程で開かれるEU首脳会合の合間に、この点を明確にするためコンテ氏とユンケル欧州委員長が協議することも可能。ただ、EU高官によると今のところ両者の会合は予定されていない。

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