[ブリュッセル 12日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が12日発表した2月のユーロ圏鉱工業生産は前月比で0.8%減、前年比で2.9%増と、ともに市場予想を大きく下回った。
エネルギー生産が大幅に拡大したものの、資本財と消費財の生産不振を補うことができなかった。
市場予想は前月比が0.1%増、前年比が3.8%増だった。
前月比では中間財、資本財、耐久・非耐久消費財という、エネルギーを除いた全てのカテゴリーが生産減となった。エネルギー生産は6.8%増で、1月は1.1%減だった。
前年比をみると、エネルギー生産は1月の8.9%減から5.7%増となる一方、その他全てのカテゴリーは伸び率が1月よりも縮小した。
統計局はまた、1月のデータについて、前月比1.0%減を0.6%減に、前年比2.7%増を3.7%増に、それぞれ上方改定した。