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中国恒大、21年決算の月内発表困難に 監査終わらず

経営難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団は22日、2021年の決算を上場規則で定められている3月末までに発表できないとの見通しを示した。写真は2021年12月、香港で撮影(2022年 ロイター/Tyrone Siu)

[香港 22日 ロイター] - 経営難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団は22日、2021年の決算を上場規則で定められている3月末までに発表できないとの見通しを示した。監査が終了していないためとした。

子会社で香港に上場する電気自動車(EV)の恒大新能源汽車集団と不動産管理サービスの恒大物業集団も、決算発表の遅延を見込んでいると明らかにした。

恒大は証券取引所への提出文書で、昨年下期以降の事業の「急激な変化」を受け、監査人が多数の監査手続きを追加したと説明。

手続き完了後、「可能な限り速やか」に監査済み決算を公表する方針を示した。また、規則に従い決算発表まで株式の取引停止は継続されるとした。

恒大のエグゼクティブディレクター、Siu Shawn氏、ノンエグゼクティブディレクター、Liang Senlin氏、リスク管理委員会のChen Yong氏が22日1300GMT(日本時間午後10時)から投資家との電話会議を開催する。会議の内容は不明。

中国恒大と子会社2社の株式は21日、取引停止となった。恒大の主要子会社である恒大地産集団の人民元建て社債の取引も停止となった。

これとは別に恒大物業集団は、第三者保証の担保として差し入れた銀行預金約134億元(21億ドル)が当該銀行によって回収されたと明らかにした。

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