[アブダビ 3日 ロイター] - 自動車レースF1の年間レース数が来季、史上最多の22レースとなることについて、懸念の声が上がっている。
F1では来季、新たにベトナム・グランプリ(GP)の開催と、オランダGPの復活が決定している。これによりレース数は22レースに増加するが、オーナーである米リバティ・メディアは最終的に最高25レースまで増やすことを目指している。
しかし、年間レース数が拡大することについて、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(22、オランダ)は今年初旬に「彼らがお金を生み出したいと考えているのは分かっているが、メカニックのことも考慮すべきだ。もっと増えれば、彼らは去っていくだろう」と話していた。
各レースは現在、木曜から日曜までの4日間にわたり開催されているが、2021年からは金曜スタートの3日間に短縮される予定となっている。だが、マクラーレンのカルロス・サインツ(スペイン)は「一日減らすことが22レースや25レースの十分な補償にはならない」とし、レース数拡大に反対する意向を示した。