[ロンドン 3日 ロイター] - 自動車レースF1、メルセデスのトト・ウォルフ代表は3日、来シーズンにセバスチャン・フェテル(ドイツ)とドライバー契約を結ぶ可能性を否定しなかった。
4回の個人総合優勝を勝ち取ったフェテルは、すでに今季限りでフェラーリを離れることが発表され、去就は明らかになっていない。メルセデスは、ルイス・ハミルトン(英国)とバルテリ・ボッタス(フィンランド)の2人が今季限りの契約となっている。
ウォルフ代表テレビ会議ソフトウェアによる取材で報道陣に対し、自分たちが契約しているドライバーを第一に考えるが、不測の事態に備える必要があるとコメント。2人に加えて現在ウィリアムズでドライブするジョージ・ラッセル(英国)も含む陣容に「満足している」としたものの「何が起こるかは分からない」と述べた。
その上でウォルフ代表は「彼らのうち誰かが、急にもうレースには出場しないと決断するかもしれない。その時には、急に穴ができてしまう。それが、6月の時点でフェテルと契約する可能性はないと言いたくない理由だ」と話した。
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