July 3, 2014 / 10:38 AM / 4 years ago

欧州軍需大手MBDAと三菱電、F35向けミサイル共同開発へ

[東京 3日 ロイター] - 欧州軍需大手のMBDAと三菱電機(6503.T)が、次期主力戦闘機F35向けミサイルを共同開発する見通しとなった。ハイテク化でコストが膨らみやすい兵器開発は、複数国で負担を分散する動きが主流になりつつあり、防衛装備品の輸出が解禁された日本のメーカーも参画が増えそうだ。

開発を検討しているのはF35への搭載を念頭に置いた空対空の中距離ミサイル。共同開発が可能かどうか、予備調査に着手する。事情に詳しい関係者は「まずはF35にも搭載可能なミサイルのフィージビリティスタディを始める」と話す。

F35は9カ国が開発に携わり、米国だけで約2400機、日本を含めた全世界で3000機以上の配備が見込まれる。敵に捕捉されにくいステルス性能を発揮するため、ミサイルは胴体内に格納する。

MBDAは、英独などNATO(北大西洋条約機構)4カ国が共同開発した戦闘機ユーロファイターに空対空ミサイルを供給している。英政府は同ミサイルの改良版がF35に搭載可能と考えており、誘導装置などに強みを持つ三菱電機に参画を呼び掛けている。

日本が他国と防衛装備品を開発するには、第三国への輸出ルールなどを定めた政府間協定が必要になる。英国とは2013年7月に締結済み。MBDAは英BAEシステムズ(BAES.L)、仏エアバス(AIR.PA)、伊フィンメカニカSIFI.MIのミサイル部門が統合して誕生したメーカーで、今回はその枠組みのもとに共同開発を進める。

複数の関係者によると、7月14日から英国で開かれるファンボロー航空ショーで、日英政府の調整チームが初会合を開く予定だという。

    日本は2011年の官房長官談話で武器の禁輸政策を一部緩和、同盟国の米国のほか、協定を結んだ英国とも開発が可能になった。英国との共同開発は、昨年合意した化学防護服に続き2件目となる。

    今年4月には一定の条件を満たせば原則として輸出を可能とする政策に転換しており、日本政府は開発コストの低減、最新技術の取得という観点から、外国メーカーとの共同開発を増やしたい考え。

    MBDAの広報担当者はロイターの取材に対し、すぐに回答できないとコメント。三菱電機の広報担当者は「政府の指示に従って対応する」としている。

    久保信博、ティム・ケリー

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