[ワシントン 11日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)は11日、夜間に生じたシステムの不具合により、米国内の全ての出発便に運航停止を命じたと発表した。その後、停止令は解除され、運航は徐々に再開しているという。
FAAはツイッターで、航空機の乗組員に安全情報を提供するシステムに不具合が発生したが、運航停止は解除され、「通常の航空交通オペレーションが米国内で徐々に再開されている」と指摘。「当初の問題の原因を引き続き調査している」とした。
米東部時間午前8時半前にニューアークとアトランタの空港で運航が再開されたという。
バイデン米大統領は運輸省に不具合を調査するよう命令。現時点では原因不明で、サイバー攻撃によるものかどうかも「分からない」とした。
これに先立ち、米ホワイトハウスのジャンピエール報道官はツイッターで、現時点ではサイバー攻撃の証拠はないと述べた。
FAAは不具合が生じたシステムの復旧に取り組んでいるとした。
航空機の運航状況を追跡するウェブサイト「フライトアウェア」によると、午前9時04分時点で、合計4314便の米国内便が遅延し、737便が欠航となった。
※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」