[28日 ロイター] - 米フェイスブック(FB.O)は28日、広告主が同社サイト上でターゲットを定めて効率的に広告を打つことを支援するためにデータを提供する複数企業について、ユーザーのプライバシー向上のため提携を解消すると発表した。
同社を巡っては、個人情報の不正流出に対する批判が相次いでおり、ユーザーがこれまでよりも簡単に個人情報を管理できる設定への変更もこの日行っている。
フェイスブック上でこれまで広告主は、ターゲットユーザーを絞り込み広告を展開するため、アクシオム(ACXM.O)やエクスペリアン(EXPN.L)など外部のデータ収集会社が集めたデータを利用することを選択できたが、今後このオプションサービスを取りやめる。
フェイスブックのプロダクト・マーケティング担当者は、こうした手法は業界の慣行だが、今後半年間かけてそれを止めることで、ユーザーのプライバシー向上につながる、と説明した。
広告主は、フェイスブック上の広告がどの程度効果があったかを、引き続きサードパーティーの購入履歴データを利用して確認することができる。
フェイスブックのサイトには外部のデータ収集会社として、アクシオム、エクスペリアン、オラクル・データ・クラウド(ORCL.N)、トランスユニオン(TRU.N)、WPP(WPP.L)など9社が記されている。