February 7, 2019 / 11:07 AM / 2 months ago

独連邦カルテル庁、フェイスブックにデータ収集の制限命令

 2月7日、ドイツ連邦カルテル庁は米交流サイト大手フェイスブックが市場での支配的な地位を乱用し、顧客の認識や同意なしにデータを収集していたと判断、同社に対し利用者データの収集を制限するよう命じた。2018年6月撮影(2019年 ロイター/Eric Gaillard)

[ボン(ドイツ) 7日 ロイター] - ドイツ連邦カルテル庁は7日、米交流サイト大手フェイスブック(FB.O)が市場での支配的な地位を乱用し、顧客の認識や同意なしにデータを収集していたと判断、同社に対し利用者データの収集を制限するよう命じた。

フェイスブック傘下の「ワッツアップ」や写真共有アプリ「インスタグラム」のデータを、ユーザーの自発的同意なしにフェイスブックに割り当てることや、外部のウェブサイトで収集したデータをユーザーの自発的同意なしにフェイスブックに割り当てることを禁止する。

カルテル庁のムント長官は「フェイスブックは今後、事実上無制限のデータ収集や、フェイスブックにないデータをフェイスブックのアカウントに割り当てることについて、利用者に同意を強制することは許されない」と表明した。

仮に同意が留保された場合、フェイスブックはデータ収集・統合を大きく制限する必要が生じる。

フェイスブックが従わなければ、カルテル庁は年間世界売上高の最大1割に相当する制裁金を科す可能性を示した。

ムント長官は、フェイスブックが対話アプリ「メッセンジャー」、ワッツアップとインスタグラムの基盤を統合すれば、独占禁止に関する調査の対象になるとの見解も明らかにした。[nL3N2021VT]

バーリー司法相は今回の命令を歓迎、ロイターの取材に「ユーザーはしばしばこうしたデータの流れに気付かず、サービス利用を望めばそれを阻止することもできない」「データに付随する力の乱用に厳しく対処する必要がある」と語った。

フェイスブックは、連邦カルテル庁が市場の競争を過小評価しており、昨年発効した欧州連合(EU)一般データ保護規則(GDPR)を軽視していると主張。命令を不服として上訴する方針を示した。

フェイスブックは「当社はGDPRを支持し、真剣に義務を履行しているが、ドイツ連邦カルテル庁は、ドイツの競争法を悪用し、1社にしか適用されない別のルールをつくっている」と批判した。

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