October 3, 2014 / 5:32 AM / in 5 years

米フェイスブックで芸名も利用可能に、実名登録の規約変更

[2日 ロイター] - 米交流サイト(SNS)大手のフェイスブック(FB.O)は、実名登録を義務付ける利用規約を変更する意向を明らかにした。芸名で登録しているドラッグクイーン(女装パフォーマー)を含む実名以外の数百人のアカウントを投稿禁止としたことに対し、ユーザーの激しい怒りを買ったことに対応した。

 10月2日、米フェイスブックは、実名登録を義務付ける利用規約を変更する意向を明らかにした。9月撮影(2014年 ロイター/Dado Ruvic)

フェイスブックの製品担当部門の責任者、クリストファー・コックス氏は2日、投稿で謝罪し、影響を被ったユーザーに対し、実名以外の使用を認める方針を明らかにした。

フェイスブックはこの数週間、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアルのほか、性自認が身体的性別と一致しないトランスジェンダーなど数百人を含むアカウントを投稿禁止にしていた。

コックス氏は実名登録の利用規約を批判した2人のドラッグクイーンの名前を挙げて「フェイスブックの考え方は、すべてのユーザーが実生活で使用している真正な氏名を使うということだ。シスター・ロマはシスター・ロマ、リル・ミス・ホット・メスであればリル・ミス・ホット・メスだ」と投稿した。

サンフランシスコ在住のドラッグクイーンと市議会議員は9月、フェイスブックの代表者に面会し、オンライン上の別名や通称(エイリアス)の使用を禁じた規約を変更するよう要求した。

男性が派手な女装をしてナイトクラブなどでステージに立つドラッグクイーンは、実際の名前とは無関係の芸名を使用することが多い。

これらのパフォーマーらは、雇用主や家族、ストーカーなどによる批判から身を守るため、ソーシャルメディア上では芸名を利用していると説明する。

フェイスブックは以前、ユーザーが実名を表示するか、あるいは「個人ページ」を「ファンページ」に移行してニックネームを使用できるようにするかのどちらかを選べるよう、個人プロフィールを調整する2週間の猶予を与えていた。

オンライン上の匿名性をめぐる論争はハイテク業界を揺るがしており、その結果は世界中のインターネット利用に対して深い意味を持ちそうだ。

フェイスブックはインターネット利用者に対し、オフライン(実生活)空間でのアイデンティティのまま、コンピューターやネット上の生活、すなわちデジタルライフを送ることを奨励している。

しかし、デジタル著作権のプライバシー保護を訴える活動家たちはフェイスブックの意図について疑念を示す。人々にオンライン上で実際のアイデンティティの使用を押し付けることによって、フェイスブックはユーザーの行動を捕捉し、個人情報を活用してターゲット広告を送っているというのだ。

グーグルは7月、プライバシー保護を求めるユーザーの要望に従い、同社のSNS「グーグルプラス」における別名や通称の使用制限を撤廃している。

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