[23日 ロイター] - 米フェイスブックは、主力のSNS(交流サイト)アプリ「フェイスブック」内で音声・ビデオ通話ができるサービスを、一部利用者を対象に試験的に提供する。対話アプリ「メッセンジャー」を立ち上げなくても容易に通話ができるようにする。
同社は何年も前にフェイスブックアプリからメッセンジャーを分離したため、利用者はメッセージ送付や通話のために別のアプリのダウンロードが必要になった。
現在は傘下のアプリ間で対話機能の統合を進めており、その第1弾として昨年9月、写真共有アプリ「インスタグラム」とメッセンジャーの対話機能を一本化した。これにより、これらサービスの利用者は両アプリをダウンロードしなくても、もう一方のサービスの連絡先検索やメッセージ送付、ビデオ通話などが可能になった。
最終的にはワッツアップも対象に加えることを計画している。
ただ、フェイスブックの広報担当者は23日、完全な機能を備えたメッセージや音声・ビデオ通話を利用するためには引き続きメッセンジャーアプリを使うべきと述べた。
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