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フェイスブックCEO、下院議長の偽動画で対応誤ったと認める

 6月26日、米フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO、写真)は、民主党のペロシ下院議長の講演をろれつが回っていないよう加工した偽動画が拡散した問題で、対応が遅れたと認め、ポリシーを実施する上で過ちを犯したと述べた。写真はワシントンで昨年4月撮影(2019年 ロイター/Leah Millis)

[26日 ロイター] - 米フェイスブックFB.Oのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は26日、民主党のペロシ下院議長の講演をろれつが回っていないよう加工した偽動画が拡散した問題で、対応が遅れたと認め、ポリシーを実施する上で過ちを犯したと述べた。

問題となっているのは人工知能(AI)を使って作成した本物そっくりの偽動画「ディープフェイク」で、ペロシ氏が講演中にろれつが回らず、言葉に詰まっているように見せている。前月にネットに上がって以来、フェイスブックやツイッターTWTR.N、アルファベットGOOGL.O傘下のユーチューブで拡散した。

ユーチューブは同社のポリシーに違反するとして動画を削除する対応を取ったが、フェイスブックは動画共有を制限しただけで、削除はしなかった。

ザッカーバーグ氏はコロラド州アスペンで開かれた会合で「われわれのシステムがこの動画について警告を発し、真偽を検証する部隊が偽動画と判断するまで、しばらく時間がかかった。その間、われわれのポリシーで許容されている以上に拡散された」と述べた。

ペロシ氏はフェイスブックが動画削除を拒否したことを批判している。

2020年の米大統領選を前に偽動画による偽情報の拡散について懸念が強まっている。ディープフェイクはAIの深層学習(ディープラーニング)と偽物(フェイク)の造語で、本来とは違う発言をしている本物そっくりの偽動画を作成できる技術。

ペロシ氏の偽動画が拡散した後にはザッカーバーグCEOのディープフェイクもインスタグラムで出回った。この中で同氏は「データを牛耳るものが未来を牛耳る」と語っている。インスタグラムを傘下に持つフェイスブックはこの動画を削除しなかった。

ザッカーバーグ氏はディープフェイクに対応したポリシー策定を検討していると明らかにした。「AI技術が向上しているため、これは明らかに重要な分野だ」と語った。

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