July 25, 2018 / 10:41 PM / 4 months ago

フェイスブック、売上高の成長鈍化と費用増予想 株価24%急落

[25日 ロイター] - 米フェイスブック(FB.O)は25日、今年下半期に売上高の伸びが鈍化し、来年は費用の伸びが売上高の伸びを上回るとの見通しを示した。第2・四半期決算(6月30日まで)では、月間アクティブユーザー数(MAU)と売上高が予想を下回った。

利用者情報問題の影響を巡る懸念から、株価は引け後の取引で24%急落し、時価総額は2時間弱で約1500億ドル消失した。

第2・四半期の費用は前年比50%増の74億ドル。フェイスブックは情報流出問題を受けた対応や利用者による投稿の管理強化でコストが増大すると警告していた。

主力サービス「フェイスブック」のデイリーアクティブユーザー数(DAU)とMAUの伸びは11%で、第1・四半期の13%から鈍化した。

デビッド・ウェーナー最高財務責任者(CFO)は「総売上高の伸びは2018年下半期も鈍化が続く見通しで、第3・四半期と第4・四半期の伸び率低下幅はそれぞれ前期比で1桁台後半になるだろう」と述べた。

また、セキュリティーやマーケティングなどへの投資により、費用は前年比で50─60%増加するとの見通しを示し、「向こう数年間、営業利益率は30%台半ばになる見込みだ」と述べた。

第2・四半期の営業利益率は44%と、前年同期の47%から低下した。

フェイスブックは欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)施行を受けてプライバシー規約やユーザー登録プロセスの修正を強いられた。

 7月25日、米フェイスブックが発表した第2・四半期決算(6月30日まで)は、月間アクティブユーザー数(MAU)が予想に届かなかったほか、売上高も予想を下回った。2017年1月撮影(2018年 ロイター/Philippe Wojazer)

マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は会見で、欧州のMAUが約100万人減少したことを明らかにした。

モーニングスターのアナリスト、アリ・モガラビ氏は「売上高の伸び鈍化についてフェイスブックは為替に絡む逆風に言及しているが、GDPRや情報管理の強化による利用者数の伸び鈍化がより大きな原因と考えられる」と述べた。

英政治コンサルティング会社ケンブリッジ・アナリティカへの個人情報流出問題のほか、傘下の対話アプリ「ワッツアップ」上での誤ったメッセージ拡散によりインドで集団暴力事件が起きたことも、セキュリティー対策などの見直しを迫る圧力となっている。

第2・四半期の株主帰属の純利益は51億1000万ドル(1株当たり1.74ドル)。前年同期は38億9000万ドル(同1.32ドル)。1株利益の市場予想は1.72ドルだった。

総売上高は132億3000万ドル。前年同期は93億ドル、市場予想は133億6000万ドルだった。

「フェイスブック」のMAUは22億3000万人に増加。トムソン・ロイターI/B/E/Sのアナリスト予想平均は22億5000万人だった。DAUは14億7000万人。DAUの伸びは6四半期連続で鈍化した。

写真共有アプリ「インスタグラム」のMAUは10億人に増加。2016年終盤時点では6億人だった。対話アプリ「メッセンジャー」と「ワッツアップ」のMAUも10億人を大きく上回った。

リサーチ会社Eマーケッターによると、フェイスブックの売上高に占めるインスタグラムの割合は今年が18%、来年は23%となる見通しだ。

ロバート・W・ベアードのアナリスト、コリン・セバスチャン氏は「(当社の分析では)インスタグラムの業績はますます好調になっているが、一部の主力アプリの逆風を相殺するには不十分だったようだ」と話した。

*見出しを修正しました。

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