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フェイスブック、売上高伸びの「著しい鈍化」を警告 株価下落

[28日 ロイター] - 米フェイスブックは28日、売上高の伸びが第3および第4・四半期に「著しく鈍化する」との見通しを示した。同社株価は引け後の時間外取引で3.5%下落した。

 7月28日、米フェイスブックは、売上高の伸びが第3および第4・四半期に「著しく鈍化する」との見通しを示した。仏カンヌで2018年6月撮影(2021年 ロイター/Eric Gaillard)

同時に発表した第2・四半期決算では、広告収入が主体の総売上高が290億8000万ドルと、前年同期の186億9000万ドルから増加し、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の278億9000万ドルを上回った。企業の広告支出拡大が追い風となった。

広告収入は56%増の285億8000万ドル。広告単価は47%増えた。

フェイスブックは、最近の米アップルによるプライバシー規約変更がターゲティング広告に影響し、第3・四半期の広告収入に影を落とすと予想した。アップルは追跡型広告を巡るプライバシー保護策を強化し、各アプリが広告向けに利用者の情報を収集する機能を許可制とした。

同社はまた、米国内の同社オフィスで勤務する全ての人に新型コロナウイルスワクチン接種を義務付ける方針を示した。

デービッド・ウェナー最高財務責任者(CFO)は、発表文で「2021年第3および第4・四半期は、総売上高の前年比伸び率が著しく鈍化するとわれわれは予想している。成長加速の期間は終了する」と述べた。

第2・四半期の月間アクティブユーザー数は7%増の29億人と、市場予想の29億2000万人に届かず、少なくとも過去3年で最も低い伸びにとどまった。

ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリストは「ユーザの伸び鈍化が目立ち、経済再開に伴いエンゲージメントに苦慮している様子が浮き彫りとなった。さらに、フェスブックはアップルのプライバシー規約変更へのエクスポージャーが最も大きく、第3・四半期以降の見通しに影響が出ているようだ」と述べた。

純利益は104億ドル(1株当たり3.61ドル)と、前年同期の51億8000万ドル(同1.80ドル)から増加。1株利益はアナリスト予想の3.03ドルを上回った。

インベスティング・ドット・コムのシニアアナリスト、ジェシー・コーエン氏は、第2・四半期は絶好調だったが「規制上の懸念増大と反トラスト法(独占禁止法)当局の監視強化が今後、フェイスブックにとって大きな逆風になるだろう。バイデン政権が巨大IT企業を抑え込みたい意向を明確にしているからだ」と述べた。

フェイスブックは、広告関連の追加収入などを見込んで電子商取引への取り組みを強化している。傘下の画像共有アプリ「インスタグラム」と合わせて100万以上のオンライン「ショップ」を展開しており、アップルによるプライバシー規約変更の影響を受ける中、電子商取引への取り組みが広告ビジネスの成長の鍵になると見られる。

また、ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は決算発表説明会で、同社のもう1つの野望であるインターネット上の仮想空間「Metaverse(メタバース)」にも焦点を当てた。

ザッカーバーグ氏は今週、人々が異なるデバイス間を行き来し、バーチャルな環境でコミュニケーションをとることができるデジタル世界「メタバース」に取り組むため、製品チームを立ち上げると明らかにした。

ハーグリーブス・ランズタウンの株式アナリスト、Sophie

Lund-Yates氏は「これは現時点でフェイスブックにとり野望に過ぎないが、この構想が実現すれば、同社にとり貴重な収入源になる」とコメントした。

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