November 12, 2018 / 3:02 AM / a month ago

米フェイスブック、シンガポールの投稿削除要請を拒否

 11月10日、シンガポール当局が「悪意ある偽情報」とみなすネット記事の投稿について米フェイスブックに削除を求めたところ、同社がこれを拒否したことが明らかになった。写真は上海で5日撮影(2018年 ロイター/Aly Song)

[シンガポール 10日 ロイター] - シンガポール当局が「悪意ある偽情報」とみなすネット記事の投稿について米フェイスブックに削除を求めたところ、同社がこれを拒否したことが明らかになった。これを受けてシンガポール法務省は偽ニュースを阻止するための法策定が必要だと訴えた。

記事は著名ブロガーで政治活動家のアレックス・タン氏によるもので、シンガポールの銀行とマレーシアの政府系ファンド「1MDB」について書かれている。シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)は9日、この記事について警察に届け出たと明らかにした。

記事はタン氏のサイト「ステーツ・タイムズ・レビュー(STR)」に掲載されたが、シンガポールの規制当局である情報通信メディア開発庁(IMDA)の指示を受けて同国内のインターネット接続業者が同サイトへのアクセスを阻止。IMDAは声明で、同記事は「シンガポール政府に対する市民の信頼を損ねるもので、公共の利益の面で好ましくない」との見解を示した。

ただ、STRの記事はフェイスブック上で引き続き読むことができる。このため、IMDAはフェイスブックに記事の投稿を削除するよう求めたが、同社は拒否する意向を示したという。

フェイスブックは取材に対してコメントを差し控えた。

シンガポール法務省は「フェイスブックはシンガポールをうそで攻撃する投稿の削除を拒否した」と批判。「フェイスブックがうそを排除し、シンガポールを偽情報攻撃から守ってくれると期待することはできない」とした。

オーストラリアで活動するタン氏は9日にフェイスブック上で、STRはシンガポール人に情報を届ける手段を失ったため、同サイトの活動を停止することを決めたと表明。同サイトはシンガポールの指導部や与党に批判的な記事を掲載している。

タン氏は、フェイスブックの個人ページも2週間以内に閉鎖するとした。ただ、シンガポール政府からの圧力が理由ではないと説明した。

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