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情報BOX:G7サミット、中国問題や気候変動対策など主な合意内容

[カービスベイ(英イングランド) 13日 ロイター] - 主要7カ国首脳会議(G7サミット)は13日、増大する中国の影響力に対抗していくことや、気候変動対策、途上国への新型コロナウイルスワクチン供給拡大、景気刺激策の継続などを約束して閉幕した。主要分野における合意内容は次の通り。

<気候変動>

声明では、途上国の二酸化炭素排出量削減支援や温暖化対策として2025年までに年間1000億ドルを拠出するという先進国の総額目標を確認し、各国の拠出増額を確約。しかし環境団体からは、依然として具体的な金額があいまいで、今年終盤に協議される世界全体の新たな二酸化炭素排出量削減目標の取り決めに悪影響を及ぼすとの見方が出ている。

また30年までに生物多様性の損失カーブを食い止め、上向きに転じることも約束した。

<新型コロナワクチン>

来年にかけて低所得国向けに10億回分の新型コロナウイルスワクチンを供給することに合意した。国連によるともっと多くのワクチンが必要で、G7はコロナ危機に十分対処しきれていないとの批判も出ている。

<中国>

声明では中国を名指しした上で、新疆ウイグル自治区の人権問題改善に取り組み、香港における高度な自治と自由を尊重するよう求めた。新型コロナウイルスの起源に関する全面的な調査の必要性も改めて訴えた。

また中国の影響力増大を抑えるため、巨大経済圏構想「一帯一路」に対抗する形の途上国のインフラ整備支援計画も提示。アフリカの鉄道やアジアの風力発電施設の建設を後押しすることなどを表明した。

6月13日、G7サミットは、増大する中国の影響力に対抗していくことや、気候変動対策、途上国への新型コロナワクチン供給拡大、景気刺激策の継続などを約束して閉幕した。写真は議長国を務めた英国のジョンソン首相。代表撮影(2021年 ロイター)

<ロシア>

ロシアに対しては、西側諸国の企業に「身代金」を要求するようなサイバー攻撃について「不安定化を招く振る舞いと有害な活動」と定義し、これを止めるよう促した。また化学兵器使用問題で調査も求めた。

<景気刺激策>

2020年の経済が歴史的な落ち込みを記録したことを受け、各国首脳は「必要がある限り」大規模な景気支援措置を継続し、刺激策を早まって巻き戻した過去の失敗を繰り返さないようにするとの意見で一致。「景気回復がしっかりと根を下ろした段階で、長期的な財政の持続可能性を確保することが不可欠だ」と説明した。

<IMF資産配分問題>

国際通貨基金(IMF)の準備資産である特別引出権(SDR)1000億ドル相当を、コロナ危機で痛手を受けた低所得国に再配分するという構想に関して、具体的な方法を定めるところまで踏み込まず、G7以外の国にも貢献をしてほしいと強調した。今後はG7の財務相・中央銀行総裁が、20カ国・地域(G20)や他の関係諸国と連携し、詳しい方法を早急に検討するという。

<ブレグジット>

英国と欧州連合(EU)諸国の間で、ブレグジット(英のEU離脱)に絡む緊張が再燃している。ジョンソン英首相は、英連合王国の領土的一体性を守るためには「何でもやる」と主張。フランスのマクロン大統領との会談後、一部のEU諸国は「英連合王国が1つの国家だということをきちんと理解していないもようで、私は彼らにそれを分からせる必要がある」と語った。

<バイデン氏と世界>

バイデン米大統領は他のG7首脳から大歓迎を受け、前任のトランプ氏が孤立していたのと正反対の扱いだった。マクロン氏は「G7の仲間として非常に協力的な米国の大統領を迎えるのは素晴らしいことだ」と述べた。

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