October 16, 2018 / 9:42 AM / a month ago

情報BOX:イタリア19年予算案を巡るEUの重要日程

[ブリュッセル 15日 ロイター] - イタリアのコンテ内閣が承認した2019年予算案について、欧州連合(EU)欧州委員会が拒絶した場合、イタリア政府とEUの対立が激しさを増す恐れが出てくる。

そうなると長い時間を要する法的な争いが始まり、解決するまでイタリアはずっと市場からの圧力を受け続ける公算が大きい。

以下は今後予想される手続きと関係するEU会合の日程。

<10月15日>

ユーロ圏諸国が2019年予算案を欧州委に提出する期限。

<10月22日>

欧州委は各国から予算案を提出された後、1週間で「予算政策の義務項目についての特に深刻な順守違反」があるかどうか審査しなければならない。イタリアの提出日を15日とすれば、22日までに同国に具体的な懸念が伝えられる。

同国は5月、来年は構造的赤字を国内総生産(GDP)比0.6%削減すると約束したが、今回の予算案では構造的赤字がGDP比0.8%増えている。

これによって債務のGDP比は、EUのルールで引き下げが求められているにもかかわらず、130%を突破しそうだ。

<10月29日>

欧州委がイタリアの予算案をルール違反と認定した場合、提出から2週間以内に拒絶することになる。提出が15日とすれば、欧州委による認否の期限は29日。拒絶するならば、EU側はイタリア政府に修正を促す具体的な理由を記した文書を送付しなければならない。

<11月5日>

EUが予算案を拒絶したとすれば、この日開催のユーロ圏財務相月例会合でイタリアに修正を迫るためさらなる圧力をかける形になるだろう。

<11月19日>

イタリア政府は、予算案拒絶を記したEUの文書の日付から3週間で修正版を提出する必要がある。10月29日に欧州委が拒絶の文書を採択した場合、再提出期限は11月19日。

<12月3日>

ユーロ圏財務相月例会合。

<12月10日>

欧州委は、イタリアの修正版を受け取ってから3週間で、同国の全般的な財政状況とユーロ圏への影響について新たな見解をまとめなければならない。その期限は12月10日になる見通し。

<12月13日>

欧州中央銀行(ECB)が理事会を開き、債券買い入れプログラムの打ち切りを決定する見通し。大方の予想通りだが、イタリアの債務返済コストは一段と増大しかねない。

<12月14日>

今年最後のEU首脳会議。この段階でまだ事態が収拾していないようなら、改めてイタリアの予算案が議題となるだろう。

<来年2月4─7日>

 10月15日、イタリアのコンテ内閣が承認した2019年予算案について、欧州連合(EU)欧州委員会が拒絶した場合、イタリア政府とEUの対立が激しさを増す恐れが出てくる。写真はコンテ首相。ローマで9月撮影(2018年 ロイター/Alessandro Bianchi)

欧州委が2020年までの最新の経済見通しを公表する見込み。イタリア予算案の前提となる経済成長、債務、財政赤字に関するEUの見通しと、同国政府の見通しが一致しているかどうかが明らかになる。もし大きく異なっていれば、EUによる制裁発動につながる可能性が出てくる。

<その後>

イタリアが予算案修正に応じないとすれば、欧州委は同国を過剰財政赤字是正手続きの適用国にするかもしれない。そうなると再び市場の注目を集め、罰金処分を科されることもあり得る。

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