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情報BOX:パウエル次期FRB議長、重要分野での過去の発言
2017年11月6日 / 03:56 / 17日後

情報BOX:パウエル次期FRB議長、重要分野での過去の発言

[ワシントン 2日 ロイター] - トランプ米大統領は2日、連邦準備理事会(FRB)次期議長にジェローム・パウエル理事を指名した。パウエル氏は理事としての5年間、一貫してイエレン議長が主導してまとめてきたコンセンサスを支持している。

 11月2日、パウエルFRB次期議長(写真)は理事としての5年間、一貫してイエレン議長が主導してまとめてきたコンセンサスを支持している。ワシントンで撮影(2017年 ロイター/Carlos Barria)

つまり労働市場が回復できるように利上げはゆっくり進めるべきであり、金融安定のリスクは抑制されており、新たな規制は経済を安全にしたという考え方だ。

2015年以降のパウエル氏のいくつかの重要分野に関する発言の抜粋を以下に示す。

<金利>

「金融危機は米経済の生産能力に著しい打撃を与え、この打撃の性質や範囲、期間は今、完全に把握することができない。しかし経済が持続的成長局面を享受すれば、少なくともこのサプライサイドの打撃の一部修復が可能と思われる。そうした結果をもたらすために、金融政策担当者が緩和解除を検討する際には、労働市場の引き締まりやその他のサプライサイド面の制約が生じつつあるという証拠を普段よりも多く求める必要がある」

(2015年4月、ニューヨークの外交評議会における講演)

<金融安定>

「重要なのは、レバレッジの過剰な蓄積や幅広い形での持続不能な資産価格などがまだ存在していない点だ。全体として、レバレッジ金融市場が過度の金融安定リスクを生み出しているとは思わない。リスクテークが金融安定を脅かさないとすれば、人々が損をしたり(もうけたり)するのを止めるのはFRBの仕事ではない」

(2017年1月、シカゴの米国金融協会における講演)

<規制>

「われわれは大手行の自己資本や流動性、その他のプルーデンシャル基準を大きく引き上げてきた。これらの措置は代償を伴っている。資本基準引き上げは、銀行のコストを増大させ、少なくともその一部は顧客や株主に転嫁されていく。だが長い目で見ると、大手行のプルーデンシャル基準の強化は、持続的な借り入れの可能度と経済成長を高める」

(2017年6月、オーストリア・ザルツブルクにおける講演)

<経済状況>

「米経済見通しのリスクはこれまでよりも上下均等になってきたように思われる。特に世界情勢は、ここ数年で初めて成長と物価が幅広く上向き、明るくなってきた。米国に関しても、物価下振れと労働市場過熱化のリスクがともに弱まり、つり合いが取れつつある。米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げにおいて我慢強い姿勢を維持してきたが、その態度は成果をもたらしている。経済動向が想定通りに推移するのなら、緩やかな利上げを続けるのが適切だとわたしは考える」

(2017年6月、ニューヨーク経済クラブにおける講演)

<政策ルール>

「重要かつ複雑な人間活動を、単純で簡略化した方程式に問題なく落とし込める方法をわたしは思い浮かべられない。とりわけ政策ルールを規範的なやり方で使っている主要銀行は存在せず、一部の人が提案しているように、FOMCにそれを義務付けた時の結果も予想し難い。政策はシステマティックであるべきだが、自動的に決めてはならない」

(2017年2月、ニューヨーク・フォーキャスターズ・クラブにおける講演)

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