May 3, 2019 / 4:35 PM / 20 days ago

FCA、第1四半期は低調 通年は新型ピックアップけん引と予想

[ミラノ/デトロイト 3日 ロイター] - 自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)(FCHA.MI)(FCAU.N)が3日に発表した第1・四半期(1─3月)決算は営業利益が29%減少するなど低調だったものの、FCAは米市場の新型ピックアップトラックが通年利益見通しの達成をけん引するとの見方を示した。

FCAは第1・四半期の利益の98%をピックアップトラック「ラム」で稼ぎ出した。米市場ではラムの販売は20%以上増加し、競合する米ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)の「シルバラード」を上回った。

コックス・オートモーティブのアナリスト、ミシェル・クレブス氏は「第1・四半期はラムが原動力になった。他の部門がすべて低迷する中、好調なラムが今後もFCAのけん引力となるかが焦点となる」と指摘。アナリストの間では、アジアと欧州事業が低迷する中で、FCAが北米事業に過度に依存していることに懸念が出ている。

FCAはピックアップトラック「ジープ・グラディエーター」やラムの新モデルなどの新型車が通年業績見通し達成に貢献するとの見方を表明。マンリー最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で、利益の改善の大部分は今年下半期に見られるとの見通しを示した。

第1・四半期決算は営業利益が29%減の10億7000万ユーロと、アナリスト予想の13億1000万ユーロに届かなかった。高級車ブランド「マセラティ」の営業利益は87%減。中国市場が軟調だったことが重しとなった。ただマンリーCEOは下半期には回復するとしている。

北米事業の利益率は6.5%と、前年同期の7.4%から低下。GMとフォード・モーター(F.N)を下回った。

中南米事業は増益。マンリーCEOは今後も好調な状況が続くとの見方を示した。欧州事業は赤字だったが、年末までには利益率約3%と、黒字に転換するとの見通しを示した。

通年業績については、調整後の営業利益が67億ユーロを超えるとの見通しを維持した。

FCAはこのほか、イタリアで向こう3年間にわたり新モデルとエンジンなどに50億ユーロを投じる計画も明らかにした。

他の自動車メーカーとの提携についてマンリーCEOは、向こう2─3年間にFCAが「積極的な役割」を果たす「大きな機会」が出てくる可能性があると述べた。

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