[12日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は12日、中央銀行による利上げに疑問を呈することは公平なことであるとの見解を示した。
トランプ米大統領は米連邦準備理事会(FRB)を「狂ってる」、「どうかしている」、「ばかげている」、「小ざかしい」などとの発言を繰り返し、FRBの利上げは「過度に積極的」で「大きな過ち」だと批判を重ねている。
エバンズ総裁はCNBCのインタビューに対し、政策スタンスは少なくとも中立的になるまで再調整される必要があると語った。
また、賃金の伸びが思わしくないことに不満を覚えているとしながらも、経済成長はトレンドを上回っているとの見方を表明。インフレ率は2.2─2.3%に上昇する可能性があるとしながらも、インフレについて懸念はしていないと述べた。失業率は3.5%に低下した後は、やや上向く可能性があるとした。
このほか、ファンダメンタルズが力強いことを踏まえ、自身の見通しに変更はないとも述べた。
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