July 16, 2019 / 9:00 PM / in a month

FRB当局者が利下げ幅で議論、50bpならインフレ目標達成前倒しも

[シカゴ 16日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が今月末に10年ぶりの利下げを実施すると予想される中、当局者2人が16日、利下げ幅を巡る議論を展開した。

利下げ幅を25ベーシスポイント(bp)にすべきか、50bpにすべきかという2人の議論は、世界経済で生じつつあるリスクや債券市場が示唆するリスクを単に抑制するために利下げを実施するのか、もしくはインフレ押し上げに向け強力な措置を取るのかによるようだ。

シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は16日、FRBが今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で50bpの利下げを決定すれば、FRBが掲げるインフレ目標の達成前倒しが確実になる可能性があるとの見解を示した。

同総裁はCNBCのエコノミックフォーラムで記者団に対し、政策金利は少なくとも年末までに50bp引き下げられる必要があると考えていると指摘。「年末までの50bp引き下げでインフレが上向く場合、直ちに実施すればより早い時期にこうした結果が得られるとの考えがある」と述べた。

エバンズ氏は先週、FRBが2%に設定しているインフレ目標の達成には50bpの利下げが必要との見解を示していた。

インフレ率は2012年の目標設定以降、この水準を下回っている。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は現在2.25─2.50%。

一方、最近まで利下げ自体に懐疑的だったダラス地区連銀のカプラン総裁は16日、「戦術的」な25bpの利下げで債券投資家が懸念するリスクに対応できる可能性があるとの認識を示した。

債券市場では長期債利回りが短期債利回りより低くなる「逆イールド」の状態が一部で起きている。

カプラン総裁は、ワシントンで記者団に対し「行動することが適切となる場合、最善の根拠はイールドカーブ(利回り曲線)だ」と指摘。リセッション(景気後退)の兆候を示すとされる逆イールドに言及した。

エバンズ総裁は16日、利下げ幅に関する各当局者の見解はそれぞれがなぜ利下げすべきと考えているかによると指摘。インフレ押し上げには、より大幅な利下げによる刺激が必要になる可能性がある一方「力強い国内経済が幾分の不確実性に直面する中、利下げをリスク管理として捉えている場合、より緩やかなぺースが提唱されるだろう」と述べた。

*内容を追加しました。

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