August 11, 2014 / 8:17 AM / 6 years ago

米・世界の景気回復は「期待外れ」=FRB副議長

[ワシントン 11日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長は11日、これまでの米国と世界の景気回復について「期待外れ」と述べた上で、潜在成長率の永久的な下方シフトを示唆する可能性があるとの見方を示した。

 8月11日、米FRBのフィッシャー副議長は、これまでの米国と世界の景気回復について「期待外れ」と述べた上で、潜在成長率の永久的な下方シフトを示唆する可能性があるとの見方を示した。3月撮影(2014年 ロイター/Yuri Gripas)

スウェーデンでの経済会議で行う、2007─09年の金融危機とリセッション(景気後退)以降の経済情勢に関する講演原稿で述べた。

副議長は、生産性の鈍化や労働参加率の低下などの要因によって、経済成長を生み出す米国の力が損なわれている可能性がある、と指摘。

欧州や主要新興国でも同様のことが起きている可能性があるとし、中銀はインフレや雇用、成長全般の認識修正を迫られていると述べた。

副議長は「世界経済の回復は期待外れ」と述べた。米国の長期的な年間成長率はおそらく2%程度にすぎず、2009年にFRBの政策当局者が推定した水準より1%ポイントも低くなっている、と指摘した。

原因の一端は一時的なものである可能性があり、例えば、米住宅市場が改善すれば変わるかもしれない、とする一方で「世界経済のより構造的、より長期的なシフトを反映しているとも考えられる」と述べた。

副議長は、中銀が近年、経済を支援するために導入した非伝統的措置を終わらせるうえで、政策当局者が直面する課題について言及した。

生産性の伸び鈍化や労働参加率の低下が今や、米経済にとって普通の状態になったのかどうかはなお不明であり、成長やインフレ、労働・製品市場の緩みに関する予想が複雑になっている、との認識を示した。

4兆ドルを超えるFRBのバランスシートも、短期金利の管理を難しくしている要因と指摘。その上で、FRBは準備預金への付利など、目標金利を維持するうえで有効な一連のツールを持っていると述べた。

危機以来、金融の安定維持に向けて中銀が果たすべき役割に関する議論が活発になっている。副議長は中銀の積極介入を持論としている。

副議長は、金融の安定性を維持するには、マクロプルーデンス政策や規制ツールをまず活用すべき、と主張。金利水準の変更など、金融政策のより直接的な措置は、最終手段であるべきだ、との見方を示した。

*内容を追加しました。

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