October 13, 2014 / 7:03 PM / 5 years ago

米FRB、2016年初旬まで利上げするべきでない=シカゴ連銀総裁

 10月13日、米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は、連邦準備理事会(FRB)は金融引き締めに対し慎重になる必要があるとし、2016年初旬まで利上げするべきではないとの考えを示した。2012年7月撮影(2014年 ロイター/Sukree Sukplang)

[インディアナポリス/ワシントン 13日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は13日、世界的な景気回復の足取りが鈍いなか、連邦準備理事会(FRB)は金融引き締めに対し慎重になる必要があるとし、2016年初旬まで利上げするべきではないとの考えを示した。

エバンズ総裁が示した利上げ開始時期は、市場予想よりも約半年遅い。

同総裁は物価上昇のペースが緩慢で、労働市場にスラック(需給の緩み)が存在するなどのリスク要因を踏まえると、利上げ開始時期は「2016年第1・四半期となる」とし、「時期尚早な利上げはうまくいかないと懸念している」と述べた。

同総裁は講演で、「FRBが金融政策を正常化させるにあたり最大のリスクとなり得るのは、これまでの進展が停滞し、ここ数年の経済情勢が後戻りすることだ」と指摘。インフレ率がFRBの目標を上回ることを容認したとしても、利上げ実施には慎重を期す必要があると述べた。

そのうえで、米国で完全雇用と2%のインフレ目標が達成されるまで最大3年かかると予想。この期間中はFRBは慎重に政策金利を小幅に引き上げながらも、景気刺激的な水準にとどめておくことができるとの考えを示した。

また、欧州諸国、および日本がインフレ率押し上げに苦慮していることに触れ、「(米国で)妥当な期間内にインフレ率が目標の2%まで上昇することはないと懸念している」と指摘。さらに、ドル高によりインフレ率が目標に向け上昇することが阻まれる恐れもあると警告した。

また、米政府は 低金利環境を生かしてインフラ投資を加速させる必要があると指摘。「金融政策だけですべてに対処することはできない」と述べた。

エバンズ総裁は来年1月に投票権をもつ連邦公開市場委員会(FOMC)のメンバーになる。

*内容を追加します。

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