August 23, 2018 / 2:40 PM / 4 months ago

訂正:米FRB、年内あと2回の利上げが適切=カンザスシティー連銀総裁

[ジャクソンホール(米ワイオミング州) 23日 ロイター] - 米カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁は、連邦準備理事会(FRB)は年内は一段の利上げを実施し、来年も利上げを継続する必要があるとの考えを示した。ただこうした計画は経済、金融情勢により変化する可能性もあると述べた。

同総裁は22日に録画されたブルームバーグテレビのインタビューで、「現在見られている状況に基づくと、(年内は)あと2回の利上げを実施することが適切となると考えている」とし、FRBが約3%の水準と見られている中立金利に向けて金利を引き上げる中、来年も数回の利上げを実施することが適切となるとの考えを示した。

FRBの政策運営について、トランプ米大統領は20日のロイターのインタビューに対し、FRBのパウエル議長が利上げを継続する方針であることについて「気に入らない」などと発言。

これについてジョージ総裁はCNBCのインタビューで「金利上昇に対する懸念の表明は、現政権に限ったことではない」とし、「われわれは金利上昇が経済の調整を引き起こすことを認識している」(訂正)と述べた。

ただ、トランプ大統領は自身の金利を巡る投票に影響を及ぼしていないとの認識を示した。

また、米経済成長率は今年は3%になるとの見通しを表明。ただ、米経済が世界経済から波及的な影響を受けるリスクは幾分存在しているとの認識も示した。

タカ派として知られるジョージ総裁は、一貫して他のFRB当局者よりも速いペースでの利上げを主張してきた。ただ23日に放映された一連のインタビューではややトーンダウンしており、こうしたことはFRB内で、利上げの予見可能性が低下する時点に差し掛かっているとの見方が出ている可能性があることを示している。

ジョージ総裁はブルームバーグテレビに対し、財政刺激策に起因する経済成長への上向きリスクによりFRBは予想より速いペースで行動を起こす必要性に迫られる可能性がある一方で、金融、経済情勢次第でFRBは自身が中立金利と予想する3%まで金利を引き上げられない可能性もあると述べた。

またCNBCに対し、利回り曲線の形状は、確かにFRBの政策運営に影響を及ぼすとの見解も表明。一部FRB当局者は利回り曲線の形状は一段の利上げの停止に作用するとの立場を示している。

ジョージ総裁はこのほか、フォックス・ビジネス・ネットワークに対し、米国の中国などとの通商摩擦がこれ以上高まらなければ、米経済に対する影響は軽微にとどまる公算が大きいが、問題が長期化すれば先行き不透明感により企業が投資を手控え、経済成長の鈍化につながるとの考えを示した。

米ワイオミング州のジャクソンホールではこの日から経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が開始。FRBのパウエル議長は24日に同会議で行う講演で、失業率が3.9%に低下し、インフレ率がFRBの目標である2%に近づきつつあることを踏まえ、利上げ継続姿勢を示すとみられている。

*本文4段落目の発言内容を訂正しました。

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