[16日 ロイター] - 米宅配大手フェデックスは16日、2023会計年度の利益予想を上方修正した。市場環境は弱いものの、グローバル配送事業で37億ドルのコストを削減する計画が進展していることが理由。株価は時間外取引で11%超上昇した。
23年度(5月31日終了)の調整後利益を1株当たり14.60─15.20ドルと予想し、前回予想の13─14ドルを引き上げた。リフィニティブによると、アナリスト予想は平均で13.56ドル。
同時に発表した第3・四半期(2月28日まで)決算は、調整後利益が8億6500万ドル。1株当たりでは3.41ドルで、前年比1.18ドル減少したが、アナリストの平均予想は0.68ドル上回った。
売上高は6%減の222億ドルで、予想を下回った。航空機を利用して迅速な配送を行う「エクスプレス部門」などで取扱量が減少した。
同社幹部は、今年度に従業員数が約2万5000人減少すると述べた。前年度末時点の従業員数(正社員とパートタイム合わせて54万7000人)が4.6%減少することになる。
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