[1日 ロイター] - フィギュアスケート女子の五輪銅メダリストで、全米選手権3回優勝のアシュリー・ワグナー(28)が、今年1月に自殺した元フィギュアスケート選手のジョン・コフリンから性的暴行を受けていたと告白した。
ワグナーがUSAトゥデー紙や自身のSNSで明かしたところによると、2008年6月に米コロラド州で行われた米国代表合宿でのパーティー後、その会場だった家で就寝していた際にコフリンがベッドに入ってきて、キスをしたり、体に触ってきたりしたという。当時ワグナーは17歳、コフリンは22歳だった。
ワグナーはUSAトゥデー紙で「私は恐怖で完全に固まっていた」とコメント。最初は寝ているふりをして行為が止まるのを願ったが、続いたのでコフリンの手をつかみ、止めるよう話すと、コフリンは無言で部屋を去ったという。
コフリンは33歳だった今年1月18日、米国フィギュアスケート協会などから資格停止処分を受けた翌日に自殺。当時、性的暴行で3人から訴えられていた。
コフリンからの性的暴行を訴えているスケーターはワグナーだけではなく、04年から07年までペアのパートナーだったブリジット・ナミオカも2年間、被害を受けていたと告発していた。
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