[ロサンゼルス 12日 ロイター] - データ分析会社の米コムスコアが12日発表した報告書によると、2020年の北米の映画興行収入は前年比80%減の22億ドルとなった。2019年は114億ドル。新型コロナウイルス感染拡大で映画館が閉鎖され、新作の公開が延期されたことなどが響いた。
これはおよそ40年ぶりの低水準だったという。
また業界紙バラエティによると、世界の興行収入は71%減少した。
コムスコアによれば、007シリーズの最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」やトム・クルーズ主演のアクション映画「トップガン:マーヴェリック」など約274作品の公開が2021年に延期された。
2020年に最も興行収入を上げたのは1月公開の「バッドボーイズ フォー・ライフ」で、2億0600万ドルだった。
米AT&T傘下のワーナー・ブラザーズが手掛けたSF大作「テネット」の北米興行収入は5800万ドルにとどまった。
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