[20日 ロイター] - 米俳優アレック・ボールドウィンさんが西部劇映画の撮影現場で小道具の銃を誤射し、スタッフ2人が死傷した事故で、ニューメキシコ州当局は20日、意図的な安全上の不備があったとして、製作会社に13万7000ドル(約1760万円)の罰金を命じた。
州環境局は、労働安全当局の調査を受け、会社が銃器の安全手順が守られていないことを知りながら、その危険性を「明白な無関心」を示したと指摘した。
事故は昨年10月、同州サンタフェ郊外の撮影現場で発生し、ハッチンスさんが死亡したほか、ジョエル・ソウザ監督も負傷。ボールドウィンさんは弾が入っていないとして銃を手渡され、カメラに向かって演技の練習をしていたところ、暴発させてしまったという。
会社側の広報担当は、調査結果には同意できず、申し立てを行うと明らかにした。
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