[ベルリン 23日 ロイター] - 第73回ベルリン国際映画祭の出品作品が23日発表され、最高賞に当たる「金熊賞」を争う長編コンペティション部門に新海誠監督のアニメ「すずめの戸締まり」がノミネートされた。
国内メディアによると、日本のアニメ作品のコンペ部門出品は2002年に金熊賞を獲得した「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)以来21年ぶり。映画祭の芸術ディレクターを務めるカルロ・シャトリアン氏は、新海監督を「青春の詩人」と称して評価した。
コンペ部門には計18作品がノミネートされている。
また、米俳優・映画監督のショーン・ペン氏がウクライナのゼレンスキー大統領を描いたドキュメンタリー「Superpower(スーパーパワー)」が上映されることも発表された。
今回の映画祭では、ウクライナとイランの自由を求める戦いに焦点を当て、両国の映画が数十本上映されるという。
このほか、スティーブン・スピルバーグ監督が生涯功労賞を受賞する。
映画祭は2月16─26日に開催される。
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