[パリ 14日 ロイター] - 来月開催される第75回仏カンヌ国際映画祭で最高賞「パルムドール」などを競うコンペティション部門のノミネート作が14日発表され、是枝裕和監督の韓国映画「ベイビー・ブローカー」が候補に入った。
同作は是枝監督初の韓国映画で、子どもを育てられない人が匿名で赤ちゃんを預けていく「ベイビー・ボックス」を巡り、そこで出会う人たちを描くストーリー。米アカデミー賞作品賞を受賞した「パラサイト 半地下の家族」で主演したソン・ガンホなどが出演する。
コンペ部門にはこのほか、アン・ハサウェイやアンソニー・ホプキンスが出演するジェームズ・グレイ監督の「Armageddon Time(原題)」などが入った。
オープニング作品は、「アーティスト」のミシェル・アザナヴィシウス監督が手掛けたゾンビ映画「Z (Comme Z)(原題)」が選ばれた。また、トム・クルーズ主演の「トップガン」続編なども上映される。
映画祭は5月17日から28日まで開催される。
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