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仮想通貨取引のポリ、不正流出6.1億ドルのほぼ全額回収 ハッカーが返還

分散型金融(DeFi、ディーファイ)を手掛けるポリ・ネットワークは12日、不正流出した約6億1000ドル分の仮想通貨の半分強に当たる3億4200万ドルがハッカーから返還されたと、ツイッターで明らかにした。写真は5月13日撮影(2021年 ロイター/Kacper Pempel)

[ロンドン 12日 ロイター] - 分散型金融(DeFi、ディーファイ)を手掛けるポリ・ネットワークは12日、不正流出した約6億1000万ドル分の暗号資産(仮想通貨)のほぼ全額がハッカーから返還されたと明らかにした。

ポリはツイッターへの投稿で、今回のハッカーを、システムの脆弱性を指摘するといった善良な目的でハッキングを行う「ホワイトハット」と呼んだ。流出した仮想通貨はポリとハッカーの双方が管理するマルチシグネチャ・ウォレット(電子財布)に戻されたという。

回収されていないのはステーブルコイン「テザー」の3300万ドル分のみとした上で、「返済の手続きはまだ完了しておらず、ユーザー資産を安全に回収するために、ミスター・ホワイトハットとのコミュニケーションを維持し、正確な情報を公表していきたい」とツイッターに投稿した。

暗号追跡会社エリプティックの共同創業者、トム・ロビンソン氏がツイッターで公開したメッセージによると、ハッキングを行ったと主張する人物は、ポリ・ネットワークから盗んだ資産の返還と引き換えに50万ドルの支払いに加え、今回の事件について責任を問わないことを約束されたという。

ポリ・ネットワークは10日、ハッカー攻撃を受け、同社としては「最大規模」の不正流出が発生したと発表していた。 (Full Story)

ポリに攻撃を仕掛けたハッカーはまだ特定されていないものの、11日から返還を始めたという。ブロックチェーンのアナリストの間ではは、盗んだ仮想資産の規模が大きかったため、出所を隠す資金洗浄(マネーロンダリング)を行うのは困難と判断した可能性があるとの観測がある。

ハッカーは返還開始後のデジタルメッセージで、ハッキングは「遊びでやった」と説明。他の人たちに悪用される前に「脆弱性を暴露」したかったとし、「一貫して」返還を意図していたと表明した。

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