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ビットコイン採掘のコア・サイエンティフィック、破産法適用申請

[21日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)ビットコインのマイニング(採掘)大手、米コア・サイエンティフィックは21日、米連邦破産法11条の適用を申請したと発表した。

ビットコインの価格低迷、採掘のエネルギーコスト上昇のほか、主要顧客の1社で暗号資産貸出業務を手掛けるセルシウス・ネットワークの未払い債務700万ドルが破綻に至る要因になったと説明した。

破産裁判所への提出文書によると、7─9月に4億3480万ドルの純損失を計上し、破産申請時の流動性はわずか400万ドルだった。

マイニング業者は、仮想通貨の下落やエネルギー料金の上昇で収益率が悪化している。

7月に破産法適用を申請したセルシウスは、コア・サイエンティフィックの施設でビットコイン採掘リグを複数所有している。裁判所への提出文書によると、セルシウスの破産によって、コア・サイエンティフィックは同社が負担している毎月90万ドルのエネルギー料金の回収ができなくなった。

コア・サイエンティフィックは会社を清算せず、転換社債の50%以上を保有する債権者の支援の下で再建を目指す。

これらの債権者は最大5600万ドルのDIPファイナンス(事業再生融資)提供に同意しており、裁判所が再建を承認すれば、最終的にコア・サイエンティフィックの株式97%を取得することになる。

同社株は年初来約98%下落。時価総額は約7800万ドルに減少している。

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