[ロンドン 5日 ロイター] - 英国を拠点に暗号資産融資を手がけるネクソは5日、自社の米国向けの商品とサービスについて、米規制当局との対立のため今後数カ月で段階的に廃止すると発表した。
ネクソはブログへの投稿で、米国の州政府および連邦政府の規制当局と1年半以上にわたって誠実に話し合ってきたが、協議はまとまらなかったと説明した。
米8州の規制当局は今年9月、金利収入を得られる商品をネクソが登録していなかったとして処分した。
カリフォルニア州の当局は、ネクソが最高36%の金利が付く口座を約束したと指摘。ネクソは36%の金利が適用されるのは1つの資産のみであり、そうした高金利は宣伝しなかったと主張した。
ネクソは米国からの撤退に際し、顧客の資金引き出しは「リアルタイムで」処理を続けると表明した。
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