[ロンドン 29日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)ヘッジファンドのスリーアローズ・キャピタルが清算手続きに入った。事情に詳しい関係者が29日、ロイターに語った。
シンガポールに拠点を置くスリーアローズは仮想通貨投資家として知られていたが、ここ数カ月の仮想通貨急落局面で厳しい状況に置かれていた。
仮想通貨取引仲介のボイジャー・デジタルは27日、融資の返済が履行されなかったとしてスリーアローズにデフォルト(債務不履行)を通告したと発表。英領バージン諸島の裁判所も同日、スリーアローズに清算を命じ、コンサルティング会社テネオが清算人に任命された。
スリーアローズの共同創業者は15日、清算回避に全力を注ぐとコメントしていた。
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