[23日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)ブローカーのボイジャー・デジタルが、1日当たりの引き出し限度額を2万5000ドルから1万ドルに引き下げたことが同社のウェブサイトで分かった。
同社は22日、暗号資産ヘッジファンドのスリー・アローズ・キャピタルが貸し出し分を返済できない場合、子会社が同社に対しデフォルト(債務不履行)通知を出す可能性があると発表している。
ボイジャーは現時点でコメント要請に応じていない。
スリー・アローズに対するボイジャーのエクスポージャーは、1万5250ビットコイン(約3億1000万ドル)とドルに連動したステーブルコイン「USDコイン(USDC)」3億5000万ドル相当。
ボイジャーは当初、6月24日までに2500万USDC、その後6月27日までに全て返済するよう求めたが、返済されていないとしている。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は17日、スリー・アローズが資産売却や他社による救済を検討していると報じた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」