[シンガポール 13日 ロイター] - 13日の取引でビットコインなど暗号資産(仮想通貨)が上昇した。米当局がシリコンバレー銀行破綻による影響を抑える計画を発表したことを受けた。
米財務省と連邦準備理事会(FRB)は銀行システム安定化に向けた一連の措置を発表。シリコンバレー銀の預金者は13日に預金にアクセスできると明らかにした。
ニューヨーク州金融サービス局が閉鎖したシグネチャー・バンクについても預金を保護するとした。
米ドルに連動するステーブルコイン「USDコイン(USDC)」は11日、USDCを発行する米サークルのシリコンバレー銀に対するエクスポージャーを巡る懸念から過去最安値を付け、ドルとの連動を失う格好となった。直近では0.9917ドルと、等価に近い水準に回復した。
サークルのジェレミー・アレール最高経営責任者(CEO)は13日、USDCの準備金は全て安全であり、シリコンバレー銀からバンク・オブ・ニューヨーク・メロンに移管されるとツイッターに投稿した。
ビットコインは約7%高の2万2183ドル。12日の安値は2万0456ドルだった。
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