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来週のドル/円は波乱含み、FOMCと予算教書への思惑が支え
2017年3月10日 / 07:13 / 8ヶ月後

来週のドル/円は波乱含み、FOMCと予算教書への思惑が支え

[東京 10日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)や米予算教書といった重要イベントを控えて、波乱含みの展開が予想される。先行きの利上げペースや米国の減税・財政政策への思惑を支えに底堅さが意識される半面、結果が市場の期待に届かないリスクもくすぶる。

 3月10日、来週の外為市場でドル/円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)や米予算教書といった重要イベントを控えて、波乱含みの展開が予想される。写真は都内で2009年11月撮影(2017年 ロイター/Yuriko Nakao)

予想レンジはドル/円が113.50―116.50円、ユーロ/ドルが1.0450─1.0700ドル。

足元のドル/円相場では、景気回復に伴う米利上げへの思惑に焦点が当たっている。週前半のドル/円は、こうした側面から底堅さが見込まれる。

14─15日のFOMCでの利上げは大筋で織り込まれており、市場の関心は先行きの利上げペースに移ってきている。

声明やイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見を通じて「6月以降の利上げムードが高まるかどうかがポイント」(国内金融機関)と見られている。景気への自信や先行きの利上げにタカ派寄りの姿勢を示せばドル買い材料になる。

ただ、バランスシート縮小に関連して踏み込んだ議論があれば、株価が動揺してリスク回避の円買いが出るおそれもある。

10日の米雇用統計でもある程度の動意が見込まれるものの、3月利上げが織り込み済みなだけに強い数字でも上昇幅が限られそうな一方、市場予想に届かない結果の場合でも、先行きの利上げの思惑は残り下押しは限定的と見られている。

最重要になりそうなのは、15日発表見通しの米予算教書。減税や財政政策に関して具体策が示されれば、ドル/円は上値を試しやすい。もっとも、トランプ政権の体制が整っていないことを見越して「市場の期待に届かない内容になる可能性もある」(同)との声も聞かれる。

15日にはオランダ国政選挙や米債務上限枠の期限到来など、別の重要イベントもあるが、いずれもリスク警戒の高まりは見られていない。15─16日の日銀会合は現状維持と見込まれている。

一方、原油価格が不安定な動きとなっている。「大崩れするならリスク回避の円買いが強まる」(国内証券)と警戒されている。

ユーロは1.05─1.06ドルを軸にしたもみ合いが続くと見られている。経済指標が良好でインフレ期待が上昇基調にある中、欧州中央銀行(ECB)がハト派スタンスを維持しにくくなっている。ドル買いの流れが強まっても、対ユーロでは限定的と見られている。ただ、米利上げペースや欧州政治リスクへの警戒も根強く、ユーロ買いも決め手に欠きそうだ。

*見出しを修正しました。

為替マーケットチーム

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